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診療案内 > 美容皮膚科 > イソトレチノイン(内服)
◆イソトレチノイン(内服薬)について
当クリニックで重症ニキビ治療のために処方するイソトレチノインは「アクネトレント」という内服剤です。
海外ではニキビ治療において広く認知されているイソトレチノイン(アクネトレント)ですが、現状、日本では厚生労働省の承認がおりていないので保険外診療(自費治療・自由診療)となります。
イソトレチノイン(アクネトレント)はビタミンA誘導体の一種で、皮脂の分泌を抑える作用、アクネ菌に対する抗菌作用・抗炎症作用があり、重症ニキビに有効です。通常の保険診療で改善しない重症のニキビで、医師が必要と判断した場合にのみ処方します。
◆服用するまでの流れ
【注意事項】
重症ニキビ治療に効果が期待できる一方で、重大な副作用を引き起こす可能性もあるため、必ず医師の指示に従って用法用量を守って服用してください。用量は医師が体重・症状などから指示します。①服用期間中と服用後1か月間は妊娠する、または妊娠させてはいけません。②服用期間中と服用後1か月間は授乳、献血も禁止です。③服用期間中と服用後6か月間はシミ取りや脱毛などその他のレーザー治療は行わないでください。【治療目的】重症ニキビ治療【治療期間】通常約4か月治療を行います。※治療終了後に再発した場合、最低2カ月以上間隔をあけてから再開を検討します。【副作用】①重大な副作用:妊娠している女性に投与すると胎児に深刻な異常を引き起こす可能性があり、流産のリスクも高まります。②その他の副作用:皮膚や粘膜の乾燥症状(目が乾く、口唇が乾く、鼻血が出やすい)、頭痛、めまい、吐き気、脱毛、筋肉痛、関節痛、横紋筋融解症、肝機能障害、うつ、幻覚、幻聴、自殺企図などの精神疾患などが挙げられます。【治療を受けられない方】①妊娠中、妊娠の可能性がある、妊娠希望、授乳中②15歳未満③イソトレチノイン、トレチノイン製剤、ビタミンAでアレルギーの既往④大豆、ピーナッツアレルギー⑤テトラサイクリン系の薬剤(ミノマイシン、ビブラマイシン)を内服している⑥うつ病その他の精神疾患⑦肝機能障害、高脂血症⑧その他医師が治療を受けられないと判断した場合【治療の流れ】① 適応と判断され、服用を希望される方は治療前に血液検査を行います。②-1 約1週間後に血液検査の結果が問題なければ、男性は内服を開始します。②-2 約1週間後に血液検査の結果が問題なければ、女性は当日に妊娠検査を行い、陰性を確認後に処方しますが、次の月経開始3日後から服用を開始してください。③ 次回受診時に男性は毎回血液検査、女性は毎回血液検査と妊娠検査を行い、症状や副作用を見ながら用量を増減します。【料金】①血液検査 1,640円②妊娠検査 550円③薬剤費●10mg 30錠税別 8,700円(税込 9,570円)●20mg 30錠税別12,900円(税込14,190円)※別途、再診料1,100円(税込)がかかります。